キリスト教精神に基づく人格作りを大切にしている青山学院初等部。自由でのびのびとした校風で人気の高い学校です。
受験に備えて、どのような準備が必要でしょうか。教育理念や募集要項、体験談などを調べましたので、チェックしましょう。
ひとりひとりはかけがえのない存在として、命と賜を神様からいただいている。この建学精神のもと、青山学院初等部では、創立以来、「神を知り」「神を信じ」「神の愛に応える」キリスト教に基づいた教育を行っています。
同行の理念は、神の御前で清く正しく誠実に生き、愛と奉仕の精神を持って、社会の中で責任を持って自ら行動できる人格形成です。
その教育方針はユニークで通信簿を廃止。一人ひとりの成長の記録を作り、保護者・子供・担任の三者面談をしながら、個に合わせた指導を行ないます。
様々な活動や触れ合いを通して、子供達の心に「感じる心」「考える力」「行動する活力」が育まれていきます。キリスト教の授業や国際交流などにも力を入れています。
●受験科目
●考査内容
適正検査Aは、5つ程度の課題を出題して、言葉の表現力や多角的に物を見る力、諦めずに取り組む姿勢などを評価します。
適性検査Bでは運動や絵画制作などの行動観察を通して、グループ活動を通してコミュニケーション能力や注意力など考査します。
2016年度の応募要項は下記の通りになります。※試験は2015年にすでに終了しています。
●応募条件
2009年4月2日~2010年4月1日生まれの子供
●定員
男子44名、女子44名、合計88名
●願書配布
●日程
●倍率
●合格から入学までに必要な費用
※2015年度の入学にかかった費用です。
親子三人四脚で合格通知に涙
青山学院初等部に入学させるのは、妻の夢。年少時から都内でも有名な幼児教室に通わせて入試対策をしました。入園指導の時、「必ず入学させる」という意識が必要ですといわれ、その言葉を意識しながら親子三人で取り組みました。娘は巧緻性を重点的に学び、受験に備えました。面接では、妻と私の所作が全てチェックされるので非常に緊張しましたが、合格通知を手にしたときは、感動のあまり妻が泣きだす場面も。娘は毎日楽しく学校に通っています。
青山学院初等部は他行との併願が難しく、慎重に受験準備を進める必要があります。2016年度の競争倍率も4.4倍あり、難易度が高いといえるでしょう。
ペーパー問題はなく、それに準じた個別考査があります。問題自体は簡単ですが、支持されたことを聞き漏らさない注意力と意欲、コミュニケーション能力が求められます。
自分で考えて状況を判断し、自分できちんと行動できる自立心を育てる指導や勉強が必要といえるでしょう。