皇室ゆかりの学習院初等科。歴史と伝統の中で培われてきた校風に惹かて受験する子供が少なくないようです。
競争率が7.4倍の超難関校に合格するには、どのような準備が必要でしょうか。教育理念や募集要項、体験談などを調べましたのでチェックしましょう。
皇室ゆかりの学校として知られる学習院初等科。その歴史は弘化4年(1847)、公家の子弟の学び舎から始まりました。
歴史と伝統の中で培われてきた校風を大切にし、自主性と創造性、思いやりのある人間形成に努めています。
教育目標に、「真実を見分け、自分の考えを持つ子ども」の育成を掲げ、知・徳・体のバランスの取れた教育を行っています。
「真実を見分け、自分の考えを持つ子供」の育成を教育目標に、基本を丁寧に教える分かる授業に取り組んでいます。
また、しつけ教育を大切にし、ルールとマナーを守り、自分と回りの人に思いやりのある心豊かな人間の形成に努めています。
●受験科目
●試験内容
個別テストでは、記憶や推理・思考の課題が多く出題されます。
行動観察では、手先の器用さや指示をきちんと聞き取る力をみられ、運動においては、基本的な運動能力やリズム感などが見られます。
2016年度の応募要項は下記の通りになります。※試験は2015年にすでに終了しています。
●応募条件
2009年4月2日~2010年4月1日生まれの子供
●定員
男子40名、女子40名、合計80名
●願書配布
●日程
●倍率
※2014年、15年度は非公開です。
●合格から入学までに必要な費用
※2015年度の入学にかかった費用です。
丁寧な指導で最後まで諦めずに頑張りました
一時は諦めたこともありましたが、幼児教室に通ったおかげで受験に備えることができました。長所を伸ばす指導をしていただき、最後まで勇気と希望を持って頑張れたと思います。個別テスト対策として、丁寧に素早く課題に向う習慣がつき、自分でしっかり考えて答えられるようになりました。そのお蔭で、念願の学習院の制服を着せてあげることができました。
学習院では、「国語力」を大切にしています。
受験でも物を良く見て考える姿勢が重視されます。普段の会話の中で、「なぜ?」「どうして?」と問いかけながら、自分の考えを言える訓練をしていくといいでしょう。マナーや言葉遣いも重視されますので、家庭でのしつけをきちんと行いましょう。
倍率が7倍以上ありハードルはかなり高いので、家庭での勉強や指導だけでは合格は難しいでしょう。早い時期から塾や教室に通ってコミュニケーション能力や協調性、自主性などを養いましょう。