暁星小学校は超難関校にあげられる男子校の一つです。幼小中高の一貫教育で高校まで進学でき、人気が高いようです。
ペーパーの難易度がかなり高いようですが、受験に備えてどのような準備が必要でしょうか。教育理念や募集要項、体験談などを調べましたのでチェックしましょう。
1888年にアルフォンス・ヘンリック神父が創立した、キリスト教系の男子校です。キリスト教に基づいた理念は、「自分を大切にする」「他者を尊重する」「神を愛する」こと。
他者と触れ合い、それぞれの個性や能力を認め合いながら切磋琢磨して支え合い、協力し合いながら、一人ひとりの個性や能力を伸ばして考える力と行動力を養成します。
教育のベースには宗教教育があり、授業を始める前に「祈り」の時間を取ります。宗教の授業や学年ミサなどを通して、祈りとキリスト教の精神に触れながら、神と人を愛する精神を学び、人のために奉仕する精神を身につけていきます。
幼小中高と一貫教育を行い、原則として全生徒が高校まで進学できます。
●受験科目
●試験内容
一次試験はペーパー問題です。図形や位置、数、量、言語や常識、推理、お話しや絵の記憶などを出題。問題が多いのでスピードが要求されます。個別は折り紙やカード並べなどを行い、指先の器用さや聞き取り能力などをみます。
二次試験では、行動観察と運動、個別、面接を実施。行動観察では、カード遊びや集団作業、絵本作りなどで、コミュニケーション力や協調性、創造性などを評価します。
2016年度の応募要項は下記の通りになります。※試験は2015年にすでに終了しています。
●応募条件
2009年4月2日~2010年4月1日生まれの男子
●定員
男子120名
●願書配布
●日程
●倍率
●合格から入学までに必要な費用
※2015年度の入学にかかった費用です。
親として悔いが残らない受験が大切
年中児から幼児教室に通い始めて、受験に備えました。初めの1年で塾や勉強に慣らしました。2年目になると難易度があがり、親である私自身がプレッシャーや苛立ちを感じる日々が続きました。先生からアドバイスをいただき、一つひとつ解決していきました。完璧な小学校受験対策はありえないと思いますが、親として悔いが残らないように、とことんやってあげることが、大切だと感じました。
超難関校として知られる暁星小学校は、ペーパーの成績が合否に影響してきます。ペーパーに的を絞った対策が必要です。家庭での勉強も大切になりますが、掛け持ちは子供に負担がかかるので厳禁です。なるべく家から通いやすい塾や教室を選び、ペーパーだけでなく、体操や行動観察、絵画なども一緒に受講するといいでしょう。
ペーパーに偏り過ぎると、ストレスがかかるので、遊びの時間を適度に取って息抜きをさせてあげて下さい。