カトリック教育に基づいた、女子教育に力を入れている聖心女子学院初等科。4-4-4制の独自のカリキュラムと愛の精神に基づく教育に憧れ、毎年多くの子供が受験しています。
3.9倍の倍率を突破するにはどのような準備が必要でしょうか。教育理念や募集要項、体験談などを調べましたので、チェックしましょう。
聖心女子学院初等科は、フランスのカトリック修道会「聖心会」を母体とする、1908年創立のミッションスクールです。
その精神は、キリストの愛の精神に基づく女子教育。都心にありながら、自然に恵まれた環境の中で、自由でのびのびとした学校生活が過ごせます。
教育の中心に「宗教教育」を置き、創立以来100年にわたり、魂を育て、知性を磨き、堅実な実行力を養う女子教育を行ってきました。小中高までの一環教育は、12年間という長いスパンで考えた、成長を見守る教育です。
子供の発達段階に合わせて学びのステージを4年ごとに分ける4-4-4制を採用し、「習得」「伸長」「深化」を深めていきます。
●受験科目
●試験内容
ペーパーでは、数やお話の記憶、常識、図形、推理、巧緻性などが出題されます。
指示体操は、集団遊びや自由遊び、ピクニックごっこ、ビデオ鑑賞などをして、子供の様子や態度、運動能力をみます。
2016年度の応募要項は下記の通りになります。※試験は2015年にすでに終了しています。
●応募条件
2009年4月2日~2010年4月1日までに生まれ、原則として1時間以内の自宅通学できる女子。
●定員
女子のみ96名
●願書配布
●日程
●倍率
●合格から入学までに必要な費用
※2015年度の入学にかかった費用です。
ケアレスミスがなくなり指導の賜物
2歳6か月からお行儀を身につけるために幼児教室に通い始めたので、早い時期からお受験を意識するようになりました。娘はマイペースなので、ペーパーを解くスピードが遅いのにケアレスミスが多く、お行儀もなかなか身につかなくて心配していましたが、先生のアドバイスのおかげで改善されました。娘自身も頑張ったので自信がつき、合格に結び付いたと思います。
倍率が3.9倍とやや難易度が高めで、子供によって向き不向きのある学校のようです。ペーパーがありますが、考査の主体は行動観察。
しつけやマナー、集団行動の中での協調性、コミュニティ能力がみられますので、幼児教室に通ってきちんと身につけるといいでしょう。