東洋英和女学院を母体とする東洋英和女学院小学部。キリスト教精神に基づく、「敬愛奉仕」を理念とした教育を行っています。
女子小学校の中でも超難関校に入りますが、受験に備えてどのような準備が必要でしょうか。教育理念や募集要項、体験談などを調べましたので、チェックしましょう。
東洋英和女学院小学部の歴史は古く、1884年に遡ります。カナダ・メソジスト教会の宣教師カートメル先生が、女子のために作った学校から始まりました。
1888年、小学校の母体となる幼稚部を併設。1909年に小学科となりました。全ての学びの根幹は、キリスト教教育に基づいた「敬愛奉仕」。礼拝や聖書などの学びを通して、人を愛し敬い奉仕の心を育てます。
画一化した教育を廃し、一人ひとりの子供を尊重し、教師とコミュニケーションを築きながら、豊かな人間性と自立性を伸ばし、国際交流を通して国際的なセンス、敬神と奉仕の心を培います。
●受験科目
●試験内容
ペーパーでは、数量や推理、話の記憶、構成、常識などが出題されます。
制作・巧緻性で、絵を描いたり、はさみで切り取り、発表して、質問を受け、運動で、スキップや指示行動、ダンスなどをします。行動観察では、フープやおままごとなどで自由に遊びます。
2016年度の応募要項は下記の通りになります。※試験は2015年にすでに終了しています。
●応募条件
2009年4月2日~2010年4月1日生まれの女児
●定員
女子のみ80名
●願書配布
●日程
●倍率
●合格から入学までに必要な費用
※2015年度の入学にかかった費用です。
最後まで笑顔でモチベーションが続きました
年少の秋ごろから受験に備えて塾に通い始めました。最初は雰囲気に慣れずに緊張気味でしたが、年長の夏休み頃からのびのびとしてきて、みんなの前で堂々と発表できるようになりました。気持ちも楽になったのか、できないことがあっても笑顔で取り組めるようになりました。先生方の指導のおかげで、最後までモチベーションを失わずに受験できたと思います。
難易度が10倍と、女子校の中でも超難関。ペーパー問題の内容はさほど難しくありませんが、範囲が広いので苦手分野の克服に力を入れるといいでしょう。
行動観察では自由遊びが出題されて、独創性が考査されます。幼児教室などで、さまざまな遊具に慣れておく必要がありそうです。
また幼稚園友達との関わりをしっかり身につけておきましょう。