小学校受験の試験内容の一つに体操があります。一般的な子供でしたら、無理なくできる簡単な内容ですが、評価基準が難しく家庭で学ぶのは困難だといわれています。
受験運動をマスターするには、どうすればいいのでしょうか。運動テストの目的や評価ポイントも併せてみていきましょう。
体操は、小学校受験の試験科目の一つとして、多くの小学校で実施しています。
試験内容は歩いたり走ったり、あるいは、マット運動や平均台など、5~6歳児なら普通にできる基本動作が中心です。でも、なぜ小学校受験の科目に、運動を入れているのでしょうか。
それぞれの学校ごとに基準があるようですが、学校が知りたいのは、運動をそつなくこなせるかどうかではありません。テストを実施することで、子供の態度や姿勢、指示を聞きとる力、そして、身体の発達度合いや運動能力、リズム感などが見えてきます。
子供の動きや態度を一部始終見ながら、「校風に合っているかな? 学校生活に馴染めるかな? 授業に前向きに取り組んでいけるかな? 友達と仲良くできるかな? 授業についていけるかな?」、さらには子供の集中力を見ようとしています。
集中力は勉強にも大きく影響するもので、集中力が散漫だと授業に集中できず、学力も伸び悩むことに。
これらを判断するために、運動テストを実施する学校が増えているようです。
運動テストの評価対象は、子供の全ての動きです。ちょっとした動きでも、マイナスに評価されることも少なくありません。
試験中にきょろきょろしたり、ぼーっとしたり、極端に落ち着かない動きをしていると、注意力散漫な子と評価されてしまいます。次の点に注意するといいでしょう。
家では上手に運動できるのに、幼稚園に行くと運動下手のお子さんがいます。色々な理由があると思いますが、失敗を怖がり、他の子達の動きを真似ようとして、ワンテンポずれてしまうようです。
これは不安感や恐怖心が強く、自分の動きに自信が持てないため。こうした子は、何回も繰り替えして身体に馴染ませていくことで、自信がついて試験本番も堂々とできるようになります。
それには幼児教室や塾に通い、沢山の経験を重ねるのがベスト。たくさんの教室がありますが、型を教えるだけの指導ではなく、一人ひとりの子供の個性や特徴に合わせた指導をする教室を選ぶといいでしょう。